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グッドライフ ~ありがとう、パパ。さよなら~ [2011年4月期]

【フジテレビ】 毎週火曜放送 (4/19~6/28) [22:00~22:54]

[曇り] 第1話
仕事一筋で家庭を顧みなかった男が、幼い子供を残して奥さんに出て行かれ、なにもわからない家事(子育て)を余儀なくされる設定は『僕と彼女と彼女の生きる道』を思い出させる(子供への接し方も同じ)。前作にない「両親のヨリを戻させようと、子供が嘘をつく」エピソードはいい。

[雨] 第2話
前回 母親が羽雲(加部亜門)を置いて家を出た理由も(息子に必要とされていないと思い込む)、今回 大地(反町隆史)が離婚を決意する理由も(妻に男がいると勘違いする)、結局は白血病と診断された息子を父親が支える話にするための設定だったと思えてしまうのは作者の力量不足。

[曇り] 第3話
澤本(反町隆史)が入院中の息子と一緒にいる時間を作るために昇進を断り、異動を願い出る回。「仕事」より「父親」であることを選ぶのは感動的だが、これまで自分が部下に発していた厳しい言葉を、上司から浴びせられる展開は、もうひとひねり欲しいところ。

[晴れ] 第4話
友達に冷たい態度をとったあと逝かれてしまうのは「泣かせ」エピソードの定番だが、身近な者の死を告げる父親と、受け入れる子供の姿をじっくり描いているので見応え充分。難病ものに、仕事と離婚を加味した点が特徴のドラマで、仕事と離婚を描かなかった今回が最良の出来なのは皮肉なもの。

[晴れ] 第5話
羽雲(加部亜門)が願い事カードに書けなかった最後の1つが、「お母さんに会いたい」だとわかるようにストーリーを進めながら、土壇場で父親とのつながり(石けりを教えて欲しい)を求める展開は見事。『ラストプレゼント』の短冊のエピソードに匹敵する。

[曇り] 第6話
羽雲(加部亜門)の病気が再発し、母親(井川遥)が羽雲にも澤本(反町隆史)にも受け入れられる過程が丁寧に描かれている。韓国の小説が原作だから「白血病治療の権威」に韓国人医師を登場させたのかと思ったら「できることは何もない」って…。また韓流タレントの接待出演か。

[雨] 第7話
骨髄移植のドナーがあっさり見つかったと思ったら(手術も成功、経過も良好)、今度は父親(反町隆史)がすい臓がんで余命宣告されるって…。それをやるなら、初回から伏線を張っておくべきだし、明かし方次第では悲しみを増幅させることもできたのに、最も下手くそなパターンで台無し。

[雨] 第8話
元気になった羽雲(加部亜門)と、がんの痛みに耐える澤本(反町隆史)の姿は、まるで別のドラマが始まったよう。「病と闘いながら」というエクスキューズがあったから聞き流すことのできた羽雲の「健気アピール」の台詞も、全快してなお 続けられると、あざとさがだけが耳に残る。

[曇り] 第9話
最後の思い出作りのように羽雲(加部亜門)を連れて生まれ故郷に帰る澤本(反町隆史)。前回にもまして、というより すべての羽雲の台詞が、大人が頭で考えた「子供らしい」健気な台詞になってしまい鼻につく。羽雲に「お父さんの田舎に行きたい」と言わせるのではなく、澤本が連れて行くべき。

[雨] 第10話
父親からどんなに冷たく拒まれても一緒に暮らしたいと請う子供の姿で泣かせたいのだろうが、遠ざける理由に説得力がないから「感動の押しつけ」にしか映らない。黙って逝けばあとで子供が苦しむと七海(榮倉奈々)に説かれて会いに行った澤本(反町隆史)が矛盾する行動を取るのも疑問。

[雨] 第11話(最終回)
前回の澤本(反町隆史)の行動には共感できなかったが、その澤本の意向を無視して、七海(榮倉奈々)が母親(井川遥)に連絡を取り、母親が羽雲(加部亜門)に手紙を読ませてしまう展開はさらにダメだろう(ストーリー上、それがいちばん簡単な解決方法だけに)。
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