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ハガネの女2 [2011年4月期]

【テレビ朝日】 毎週木曜放送 (4/21~6/16) [21:00~21:54]

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[晴れ] 第1話(初回2時間スペシャル)
不法滞在者夫婦の子供が国外退去させられる話。実際に社会問題になった事例であるため、ドラマ的に都合のいい解決を持ち込むと絵空事になってしまうが、ハガネ(吉瀬美智子)の行動力(現地に飛び、学校の存在を確認)で抵抗する児童たちを説き伏せたのは(視聴者を納得させたのは)正解。

[雨] 第2話
クラスで問題を起こす児童がアスペルガー症候群だったとハガネ(吉瀬美智子)が説明しただけで、過半数のクラスメイトが支持する展開(転校させるか、受け入れるかの投票)は安易。少年を支えていた少女が、実は少年に支えられていたエピソードを紹介した結果であれば納得できたが。

[曇り] 第3話
10円ハゲをかわらかわれる児童と同じようにハゲを作って見せるハガネ(吉瀬美智子)の対処法も、イジメの当事者同士から気持ち聞き出して、相手に伝えて問題が解決する終わり方も、前シリーズからの流用(劣化コピー)。『ごくせん』がつまらなくなっていったパターンを思い出す。

[曇り] 第4話
母親の夢を託されてモデルの仕事をしている少女の話。テーマに目新しさはないし、子供に本音を言わせて、それを母親に聞かせる解決方法に深みはない。国生さゆりを母親役にしてモンスターペアレントにしなかったのは(エスカレートさせなかったのは)大歓迎だが…。

[曇り] 第5話
エリートを育成する学習塾とハガネ(吉瀬美智子)の対決は面白くなる要素満載なのに、消化不良というか、根本的な問題解決を回避した印象が残る。「本当は塾に通いたくなかった」と子供の意思で塾を去る展開にしたため、ハガネの教育理念で教え子を取り戻す話にならなかったのが原因。

[晴れ] 第6話
友達に嫌われないために嘘をつく少女と、人気取りのために嘘をつく少女の話。前者を簡単に解決したのは、後者がよりたちの悪い、深い闇を抱えたものであることを強調するためか。裏切られ、重傷を負わされたあとに、少女の肩を抱きしめるハガネ(吉瀬美智子)のラストカットにうなる。

[曇り] 第7話
両親が離婚して母親のいない夏希(鍋本凪々美)をからかった はるか(遠藤由実)が、自分も同じ境遇になる一方で、夏希の母親が帰ってくる「立場の逆転」を(その後の2人の関係性)を描いて欲しかったのに、どちらもあっさり親に裏切られる(個々のエピソードになる)展開にガッカリ。

[晴れ] 第8話
いつの間にクラス全員こんなに団結していたんだという疑問は残るが、これまでの出来事と、それに関連する問題児童たちを万遍なく絡めた(前シリーズの教え子たちもうまく使った)学習発表会のエピソードは心を打つ。このための下地作りだと思えば、7話までの物足りなさも許せてしまう。

[曇り] 第9話(最終回)
友達をかばうために「洋服切り裂き」事件の犯人をかばうクラスメイトたちの図はありがち。そこにハガネ(吉瀬美智子)の進退問題を絡めるのは最終回用の強引な設定だし、教え子たちの団結の描き方も8話のほうがよくできている。洋服を切られた子の「性格の悪さ」にはフォローなし。

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