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シマシマ [2011年4月期]

【TBS】 毎週金曜深夜放送 (4/22~6/24) [24:20~24:50]

[曇り] 第1話
一緒に寝るけど手は出さない「添い寝屋」の発想は面白いが、添い寝を希望する女性のエピソード(単発)と、添い寝相手を派遣するシオ(矢田亜希子)のドラマ(継続)を30分の番組内で納めるのは難しい。前者は中身が薄く、後者はあらすじを追うだけの、共に表層的な描写で終わっている。

[曇り] 第2話
友達の成功(幸せ)をうらやみ、自分の境遇を不満に思っている女性が添い寝屋に安らぎをもらう話は初回から共通しているシチョエーションだが、八つ当たりの仕方が異常で(破壊的、攻撃的すぎる)逆にリアリティが薄れてしまった。極端な描写はこういうドラマの場合、マイナスにしかならない。

[曇り] 第3話
不倫の挙句、狂言自殺で男の愛を得ようとする(奥さんから奪おうとする)女のエピソーに絞って話を進めれば面白くなったかもしれないのに、シオ(矢田亜希子)の境遇を無理やり重ね合わせたため(「報われない愛」という強引な共通点)、添え物的な扱い(解決)になってしまった。

[雨] 第4話
仕事優先で女の幸せを逃したと後悔している女性が、仕事を選んで幸せだったと思い直す話は水準作だが、汐(矢田亜希子)をめぐるガイ(三浦翔平)とラン(菊田大輔)の奪い合いは学芸会レベルの芝居で見るに堪えない(目に力がない、台詞が流れる)。

[曇り] 第5話
失くしたものが多いからではなく、余計なものが多いから、自分が消えてしまっているという指摘は なるほどと思わせるのに(現実的)、今回も汐(矢田亜希子)のドラマパートが「年下の男の子に言い寄られるあたし」みたいな幼稚っぽさで台無しに…。

[雨] 第6話
これまでは「添い寝屋と客のエピソード(1話完結)」があったから、ぎりぎり観賞に耐えていたのに、それをなくして、汐(矢田亜希子)とまわりの男の子たちだけで、惚れた腫れたの恋愛話をやられてもキビシイものがある。このシチュエーションを楽しめる層は非常に限られていると思うが…。

[雨] 第7話
旦那がいるのに「添い寝屋」を呼んで優しい言葉をかけてもらったら、それとは無関係に旦那も優しい写メ(誕生日ケーキの写真)を送ってくれました――という話から、なにを感じ取ればいいのか。汐(矢田亜希子)をめぐる男の子たちは、相変わらず幼稚なまま。

[雨] 第8話
いきなり話が「2カ月後」に飛び、男の子たちが一軒家で共同生活を送っている…。てっきり誰かの夢から始まる回なのかと思ったら、現実だった。ひらき直ったような「マンガ的」世界への移行は、視聴者層をさらに限定したテコ入れなのか…。男版デリヘル報道でピンチの展開も強引すぎてあきれる。

[曇り] 第9話
男の成長を止めないために自分から別れを切り出す年上の女性(愛より仕事を選ばせる)と、未練はあるが仕事のために男との別れを決める女性の話。ひと昔前のドラマとは完全に男女の立場が反対なのは、時代を映しているのか、需要があるからなのか(女性視聴者向け)興味深いところ。

[雨] 第10話(最終回)
最終回だから、きっかけらしいきっかけもなく、汐(矢田亜希子)に吹いていた逆風がことごとく収まり、恋も仕事も前向きになり、男の子たちは希望を持って新しい一歩を踏み出すという、益体もないドラマになってしまった。このドラマのダメな(幼稚な)部分だけで構成された最終回。
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