マジすか学園2 [2011年4月期]
【テレビ東京】 毎週金曜深夜放送 (4/15~7/1) [24:12~24:53]
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第1話
前シリーズのファンをこれでもかとばかりに喜ばせようとする設定の妙とサービス精神は見上げたもの。カット割りとカメラワークに特化した殺陣の仕上がりに、さらに磨きがかかっている一方で、前作の『死亡遊戯』形式ではなく、今回はドラマ性を追求した作品になりそうな気配(歓迎)。
第2話
「戦争に勝者はいない」の一言でネズミ(渡辺麻友)がマジ女と矢羽久根の弱体化を狙っているとわからせると同時に(宣戦布告を利用)、ストーリー的にマジ女のテッペン争い(避けられないテーマ)を先に延ばした構成がニクイ。前作では機能していなかった矢羽久根を本筋に取り込んだのも正解。
第3話
ネズミ(渡辺麻友)のためにチームホルモンが玉砕覚悟でハブに立ち向かうシーンは感動的だし、その姿を見てネズミの意識が変わる話で終わっていたらシビレる展開だったのに、「実は芝居でした」で御破算に…。センター(松井珠理奈)をはめるための唐突な友情(?)も流れを無視。
第4話
相変わらずのシビれる展開や台詞のオンパレードではあるが、マジ女側が常に敗れる(駒を欠いていく)一方的な流れを、男前な台詞や、カッコいい負け方で糊塗している側面は否めない。前作から登場しているメンバー間での演技力に差がつき始めているのはシビアな現実。
第5話
ゲキカラ(松井玲奈)が刺される話にするために、一度 覚醒した「凶悪さ」を引っ込め、再び発火させてから凶刃に倒れる流れは練り込みが必要。前回の洋ラン(宮澤佐江)にしても、卑怯な戦法に屈することでしか負けられないのは、前シリーズの思わぬ弊害(四天王を強くしすぎた)。
第6話
刃物を使ったケンカを否定する象徴として、強くない新四天王の尺(峯岸みなみ)と、運だけで新(前)総長になったジャンケン(内田眞由美)のタイマンをマッチメイクしたのは慧眼。凶器によって破綻しそうになったケンカの構図と、崩壊しかけた「マジすか」の世界観を見事に救った。
第7話
チョウコク(秋元才加)とセンター(松井珠理奈)の絡みは面白かったが、2人が拳を交えざるを得ない状況作りが強引。おたべ(横山由依)が現場にいなかったことの説明は物語上 絶対に必要だし(「行かない」の一言でいい)、ネズミ(渡辺麻友)の性格描写に揺れが見られるのも問題。
第8話
ストーリー的にはほとんど進まない。生死をさまよっていたゲキカラ(松井玲奈)がすでにあちらの世界にいる優子先輩(大島優子)と出会い、押し戻されるエピソード(映像化)のうまさと、チームホルモン&ホンデュの親睦会のバカバカしさを楽しむ「箸休め」の回といったところか。
第9話
ネズミ(渡辺麻友)がセンター(松井珠理奈)をはめようとしてハブに裏切られる展開は意表をつく。その後の「罠と知りつつ単身乗り込むセンター」や「その姿に揺らぎつつも、ネズミが最後に裏切る」展開は逆に予想通り。もしネズミが改心してしまったら、3話が捨てエピソードになってしまう。
第10話
ストーリー的には、孤立するネズミ(渡辺麻友)に ことごとくセンター(松井珠理奈)が救いの手を差し伸べる「報われない友情」がツボではあるが、全体として「生まれたことの意味」や「本当のマジを見つける」といった観念的な(表層的な)謎かけで間をつなぐ水増し感がぬぐえない。
第11話
矢羽久根からの宣戦布告を受けて、マジ女の面々が派閥を超えて1つにまとまるラストはゾクゾクする。殴るネズミ(渡辺麻友)を抱きしめることで、心をつかもうとするセンター(松井珠理奈)の姿は、残念ながら両者に演技力の問題アリ(台本の上ではシビれるシーンのはず)。
第12話(最終回)
個人的には、ネズミ(渡辺麻友)の改心(もう裏切らない)をどう納得させてくれるかが最大の関心事だったのだが、エピソードを設けなかったことが成功。いきなり助っ人に登場でわだかまりは解消(ケンケンパが初めて生きた)。前作同様、前田(前田敦子)が大将と戦わないラストは世界観を継続。
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第1話
前シリーズのファンをこれでもかとばかりに喜ばせようとする設定の妙とサービス精神は見上げたもの。カット割りとカメラワークに特化した殺陣の仕上がりに、さらに磨きがかかっている一方で、前作の『死亡遊戯』形式ではなく、今回はドラマ性を追求した作品になりそうな気配(歓迎)。
第2話
「戦争に勝者はいない」の一言でネズミ(渡辺麻友)がマジ女と矢羽久根の弱体化を狙っているとわからせると同時に(宣戦布告を利用)、ストーリー的にマジ女のテッペン争い(避けられないテーマ)を先に延ばした構成がニクイ。前作では機能していなかった矢羽久根を本筋に取り込んだのも正解。
第3話
ネズミ(渡辺麻友)のためにチームホルモンが玉砕覚悟でハブに立ち向かうシーンは感動的だし、その姿を見てネズミの意識が変わる話で終わっていたらシビレる展開だったのに、「実は芝居でした」で御破算に…。センター(松井珠理奈)をはめるための唐突な友情(?)も流れを無視。
第4話
相変わらずのシビれる展開や台詞のオンパレードではあるが、マジ女側が常に敗れる(駒を欠いていく)一方的な流れを、男前な台詞や、カッコいい負け方で糊塗している側面は否めない。前作から登場しているメンバー間での演技力に差がつき始めているのはシビアな現実。
第5話
ゲキカラ(松井玲奈)が刺される話にするために、一度 覚醒した「凶悪さ」を引っ込め、再び発火させてから凶刃に倒れる流れは練り込みが必要。前回の洋ラン(宮澤佐江)にしても、卑怯な戦法に屈することでしか負けられないのは、前シリーズの思わぬ弊害(四天王を強くしすぎた)。
第6話
刃物を使ったケンカを否定する象徴として、強くない新四天王の尺(峯岸みなみ)と、運だけで新(前)総長になったジャンケン(内田眞由美)のタイマンをマッチメイクしたのは慧眼。凶器によって破綻しそうになったケンカの構図と、崩壊しかけた「マジすか」の世界観を見事に救った。
第7話
チョウコク(秋元才加)とセンター(松井珠理奈)の絡みは面白かったが、2人が拳を交えざるを得ない状況作りが強引。おたべ(横山由依)が現場にいなかったことの説明は物語上 絶対に必要だし(「行かない」の一言でいい)、ネズミ(渡辺麻友)の性格描写に揺れが見られるのも問題。
第8話
ストーリー的にはほとんど進まない。生死をさまよっていたゲキカラ(松井玲奈)がすでにあちらの世界にいる優子先輩(大島優子)と出会い、押し戻されるエピソード(映像化)のうまさと、チームホルモン&ホンデュの親睦会のバカバカしさを楽しむ「箸休め」の回といったところか。
第9話
ネズミ(渡辺麻友)がセンター(松井珠理奈)をはめようとしてハブに裏切られる展開は意表をつく。その後の「罠と知りつつ単身乗り込むセンター」や「その姿に揺らぎつつも、ネズミが最後に裏切る」展開は逆に予想通り。もしネズミが改心してしまったら、3話が捨てエピソードになってしまう。
第10話
ストーリー的には、孤立するネズミ(渡辺麻友)に ことごとくセンター(松井珠理奈)が救いの手を差し伸べる「報われない友情」がツボではあるが、全体として「生まれたことの意味」や「本当のマジを見つける」といった観念的な(表層的な)謎かけで間をつなぐ水増し感がぬぐえない。
第11話
矢羽久根からの宣戦布告を受けて、マジ女の面々が派閥を超えて1つにまとまるラストはゾクゾクする。殴るネズミ(渡辺麻友)を抱きしめることで、心をつかもうとするセンター(松井珠理奈)の姿は、残念ながら両者に演技力の問題アリ(台本の上ではシビれるシーンのはず)。
第12話(最終回)
個人的には、ネズミ(渡辺麻友)の改心(もう裏切らない)をどう納得させてくれるかが最大の関心事だったのだが、エピソードを設けなかったことが成功。いきなり助っ人に登場でわだかまりは解消(ケンケンパが初めて生きた)。前作同様、前田(前田敦子)が大将と戦わないラストは世界観を継続。
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