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下流の宴 [2011年4月期]

【NHK】 毎週火曜放送 (5/31~7/19) [22:00~22:43]

[曇り] 第1話
「学歴があること、貧乏でないこと」が最上のものだとする由美子(黒木瞳)と、「人を好きな気持ち」をなによりも優先する珠緒(美波)の価値観の違いは、そのかみ合わない会話と、由美子のツッコミ(心の声)が極端すぎて、却って潔い(いまどき、こんなベタなモチーフを主題にする勇気)。

[雨] 第2話
上流意識の強い母親の生き方に疑問を覚える息子の話で進むのかと思ったら、息子は息子で現実から逃げているだけだし、そんな若者を矯正する(若者に生き方を教える)「受験のカリスマ」の姿も好意的には描かれていない。どこか見どころが定まらない(ドラマがない)印象を受ける。

[雨] 第3話
翔(窪田正孝)の保険証を使って警察沙汰になった珠緒(美波)の弟が悪いのは明らかなのに、それを責める由美子(黒木瞳)が相変わらず「うちは上流階級ですから」的な発言に終始するので、観ているほうは誰も応援できなくなってしまう。珠緒が医大受験を目指す展開も強引すぎる。

[曇り] 第4話
珠緒(美波)が医大に合格すれば結婚できるという流れになる。そのための島田(遠藤憲一)の存在だったのかと得心はいったが、このまま受験突破がメインのドラマになるのであれば、1~3話の助走は長すぎた。間違っているのは由美子(黒木瞳)のほうだと視聴者に宣言したのは正解。

[雨] 第5話
相変わらず とらえどころのないドラマ。珠緒(美波)の医大合格を応援しながら観ればいいのかと思ったら、急に根拠のない自信に満ち溢れた「嫌な女」になってしまうし、翔(窪田正孝)は相変わらず生きることに無気力だし…。家族が崩壊する前に、ドラマ自体が壊れてしまいそう。
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