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キミ鑑識じゃないよね?

先週の「キミ犯人じゃないよね?」の予告に六角精児の姿を見つけた時は、この時期だから、きっと「相棒」とのコラボなのだと思っていた。
過去にも、六角は「警視庁捜査一課9係・2006年最後の事件」で、「相棒」の鑑識課員・米沢守として出演を果たしているし、「キミ犯」の脚本は「相棒」も書いたことがある林誠人だ。

林が同ドラマに、自身がメインライターを務める「ケータイ刑事」シリーズの初代鑑識課員・柴田太郎(金剛地武志)を引っ張ってきた(?)のは周知のことだから、てっきり六角も同じパターンで登場させるのかと思っていたのだが、まさか警察とは一切関係ない劇団員の役だったとは……。
しかも犯人(共犯者)だったとは……。いっぱい食わされた(拍手)。

驚き(喜び)はまだある。
同じ劇団員役に、これまた「ケータイ刑事」シリーズで2代目の鑑識課員・柴田束志を演じている大掘こういちまで登場させていた(こちらも劇団員役)。
ちなみに、主役の森田さくらを演ずる貫地谷しほりも、かつて刑事部屋デカベヤ 六本木おかしな捜査班」鑑識係をやっていたから、今回(第4話)は1話の中に4人の鑑識経験者がいたわけだ。

こんな偶然さえも楽しんでしまえるのは、「キミ犯人じゃないよね?」が文句なしに面白いからだ。
「ケータイ刑事」からの引用、小ネタの連発は元を知らなくても、単独で楽しめるはずだし(トリックまで、あのシリーズで使ったものを持ってくるのはどうかと思うが)、さくらの「このヤマいただき」、宇田川(要潤)の「もってかれた」は秀逸だ。

同じ曜日、同じテレビ朝日で放送中の「パズル」が(脚本:蒔田光治)、悪い意味で「トリック」のパターンから抜け出せないのと比べると(林誠人は「トリック」も書いていた)、「キミ犯人じゃないよね?」の自由奔放ぶりは賞賛に値する。

このまま全話、林に書いてもらいたいところだが、そうもいかないのだろう。
では逆に、3話を担当した荒井修子は、今後「モップガール」のネタをバンバンぶち込んでしまえばいい。そうしたら前代未聞の(後々まで語り継がれる)すごいドラマになるに違いない。

林には、この先、○○クイーン役で宝積有香も登場させて欲しいし、即効性の毒物「ウラリ」や、遅効性の毒物「オズマゴロシ」も使って欲しいものだ(いずれも「ケータイ刑事」より)。

そして、次の「ケータイ刑事」シリーズでは、今回さくらがトリックを思いつかなかった(持ち込み原稿がボツになった)「観覧車のてっぺんから人が消える」事件をぜひ扱ってもらいたい(というか、「ケータイ刑事」ならきっとやってくれるはずだ)。
【この文は4話までを見た感想です】

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